なすときゅうり
- 山口靖代
- 2023年8月15日
- 読了時間: 2分

きゅうりの馬と、なすの牛が、玄関先に並ぶ光景が残る横浜のはずれのお盆の風景、今日はいよいよ最終日。久しぶりのこちらの世に、馬に乗って喜び勇んで大急ぎで帰還されたあちらの世界の皆々様が、ゆっくりのんびりナスの牛に乗って戻られるとご近所さんに教えられました。我が家は両親の田舎長崎の風習に習い一連のこの行事に参加していますが、ナス🍆とキュウリ🥒の馬牛も並ぶとかわいいというだけの理由で、長崎流に勝手に足してたのしんでいます。
親類縁者、友人、知人含め、私の人生に大きく小さく影響与えてくれた愛しい方々の笑顔を思い、お盆の初日にその大事な出逢いいただいた方々の名前を書いてみた。いつの間にか20名を越えてびっくりした話しを昨日私よりちょい先輩にすると、私なんてもう数えられない!と、かえされた。
そうだよね、そうなるか、いろいろな意味でいつかは私も数えきれなくなるかも、と世代の違う方と話すとこの切り返しが面白いと会話の余韻を味わっていました。
出逢いからいただいたものは
数えられなくなったとしても、私の中に宿り在り続け何かの時に思考や記憶の中で、ふっと甦るのだろうなぁと、しみじみしていたのですが、、、、
そこでおひとり名前を書き忘れたことにハタとしたのです。ヒドイでしょ!そりゃないよ。暑さのせいには出来ないよ?あんなにお世話になりながら。自分でもびっくり、慌てました。
ごめんなさいの意も込めてまだ机の上に開けたままだったリストにお名前サッサと書き加えたあと、急いで手を合わせました。するともう1人浮かんで来たのです。暫く自分に呆れながら呆然としていましたが、決めました!数じゃない!私のこの瞬間にお顔が浮上するか否かという問題でもない。
もうこれで数えることもリストにするのもやめます。全ての出逢いと別れに感謝して手を合わせるという行為に集約!🙏✨
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