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予測不能の時代8 〜予測不能の波を乗りこなす十六の技〜 其の五

執筆者の写真: 田中重光田中重光

〜予測不能の波を乗りこなす十六手「始める」〜

(以下「予測不能の時代(草思社)矢野和男 著」より引用)


<次のステージに向け最初の一文字を書き始める。>


新しいことを前にして、先が見えない。

ここで どうするか?


それが「始める(Begin)」である。


ことが新しい段階に進んだ時や

状況変化があった時は

道もなく地図もコンパスもなく

正しい方向も道もわからない。


だからこそ、

ともかく始めることが大事なのである。


19世紀 スイスの哲学者 カールヒルティは

その『幸福論』の中で印象的なことを言っている。


「まず何よりも肝心なのは

  思い切って やり始めることである。

 (中略)

 一度ペンを取って

 最初の一線を引くか

 あるいは

 鍬(くわ)を握って一打ちするかすれば

 それでもう事柄はずっと容易になっているのである。」


何かが足りなくて 準備ばかりするのが

一番いけないのだ。


私もこのような経験を何度もしている。

「ともやり始めること」が大事なのである。

この意味で、

私はモチベーションという言葉が嫌いだ。

モチベーションという言葉は

何かを始める前に、

そのための精神状態が事前に必要である

と思わせる。


しかし、

これは 因果関係が逆である。

前向きな精神は、

ことを始めることによって生まれるからだ。

やり始めることで

次第に集中が生まれるのである。

熱が入ってくるのである。


そして、道が見えてくる。


そこに小さな一歩を進めることが

この「始める」の神髄である。


当然、現実にはいろいろ制約がある。

始めても小さなことかもしれない。

しかし、ともかく始めることで

次第に湧き上がる行動と精神のエネルギー。


それは 動的な意味で「幸せ」である。

Happyingである。

(以上、引用)



〜カールヒルティ「幸福論」について〜

実は、このカールヒルティは、

知の巨人といわれた渡部昇一先生も推していました。

他にも

・アレキシス・カレル「人間―この未知なるもの―」

・幸田露伴「努力論」

・「西郷南州翁遺訓」

・フリードリッヒ・フォン・アウグスト・ハイエク「隷従への道」

などをおすすめてしいます。

ご参考まで。


とにかく「始める」こと。


文筆家などは、とにかく発想が出なくても

書き始める。

書くことがない、と言っていては、

始まらない。


頭ではなく、体、行動から「始める」。

朝のモーニングルーティンなども似ていますね。



〜今日のワーク「始める」〜

始めましょう!

 
 
 

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